「建前社会」の崩壊が始まった!!

世の中には「本音と建前」「理想と現実」「権利と義務」「自由と責任」等相反する概念を表す言葉が多々ある。この相反する概念を実生活の中で操り、均衡を保ちながら目標を達成することが大人の知恵であり実力とされている。

本当にそうでしょうか。

もし出来る人がいたらそれは天才的な詐欺師だけでしょう。「詐欺師」なんとも甘美な響きです。

本音を隠し、現実を斜めから見て建前と理想を語る、義務を果たさず、責任を取らないで権利と自由を主張する、こんな人がいかに多いか。

米国のトランプ次期大統領は、現実を直視し、本音で語り、「米国第一」のスローガンで大統領としての義務と責任を果たそうとしているように見えます。

実に具体的でわかりやすいのです。

支配者層にとっては本音を語ることも聞くことも禁忌です。本音を語ることは反対者や批判者を現出させてしまうからです。表に表れた反対者や批判者を脅しや金で屈服させることは容易ではありません。

根回し、裏取引、密室での会議、隠蔽等支配者層のお家芸で、この技術が高い人ほど優秀とされるのが今の日本です。

「現実を直視し、本音で語り、不退転の覚悟で仕事に取り組む」。

こんな人が各分野にどれほどいるのでしょうか。