AKB48グループが自滅していく!!

 

AKB48Gが自滅していく!! その②

原因は、驚くほど未熟な「事業経営力」です。

コントロールの効かない「カニバリ」状態の放置

AKB48は「カニバリ戦略」をとっていると思われます。カニバリとは直訳すると「共食い」という意味です。狭い日本の中、東京、名古屋、大阪、博多、新潟の5ヶ所。今年の夏には6ヶ所目の瀬戸内。AKB48ブームのピークが過ぎた今、一定数のファンをこの6グループが喰い合い」をすることになります。

成長期であれば、切磋琢磨する競争環境の中、カニバリ戦略は各グループのファン層拡大効果をもたらします。しかし、成熟期から衰退期に入った現在、市場、シェアの喰い合いはAKB48グループの退潮を早めるだけです。

そして、もう一つの「カニバリ」。乃木坂46との喰い合い」です。

乃木坂46は、2011年8月にアイドル市場の寡占化を目的に発足。新たなファン層の掘り起こし、競合アイドルグループのファン奪取が主な狙いでした。公式ライバルという言葉で競争心を煽り、話題性を喚起し、AKB48との相乗効果で市場とシェア拡大を企図しました。

 

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2011年は、AKB48が初のレコード大賞を受賞、翌2012年も連続受賞し、国民的アイドルの地位を不動のものとした時期と重なり、カニバリ戦略はコントロールされた状態で十分な効果を発揮していました。

AKB48乃木坂46は、ターゲット、ポジショニングが明確に設定されているため、2014年頃までは「カニバリ(共喰い)」は起きませんでした。しかし、2012年夏、前田敦子さんが卒業、その後2014年の大島優子さんまで3年間で初期主要メンバーが続々卒業しました。

2013年の総選挙では、HKT48の指原さん」が1位となり、明らかにAKB48グループは潮目が変わりました。この時期から現在まで、AKB48は人材が育たず、各支店からの「助っ人」で凌いでいるのが現状です。

現在、 AKB48は、痛々しいくらいの戦力ダウンと空洞化に見舞われており、AKB48の魅力、パワーの低落傾向には歯止めが掛からず、「コントロールが効かないカニバリ」が発生、乃木坂46欅坂46の「坂グループ」がAKB48グループを逆転する日も近いのではないでしょうか。

 ・・・・・と、一般的にはこうなるのですが、

実はAKB48乃木坂46は「太陽と月」の関係で、太陽のAKB48が輝かないと乃木坂46も輝けないのです。

 

 

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AKB48のコンセプト、特徴があまりに明確且つ強力なため、支持するファンと同程度の「アンチ」が発生します。事業経営面では、この「アンチ」を取り込むことで「収益機会の確保・拡大」が可能になります。放っておくと「アンチ」は他のアイドルグループ推しとなり、収益機会をみすみす失うことになります。

そこで登場したのが乃木坂46。「会いたかった」の裏バージョン、衝撃的で象徴的でした。しかし6年目に入った乃木坂46は、主力メンバーの衰えが目立ってきており、そう遠くない時期に低迷期に入っていきます。

 

戦略の大転換が必要です!!

「戦略なきが戦略」、「戦略など作ると予定調和になる」などと言う的はずれな事を言っている場合ではありません。

戦略転換の方向性はふたつ。

①「待ちから攻めへ」→新たなファンの鉱脈を掘り出す

「会いにいけるアイドル」。劇場公演、握手会等大成功で、忠誠心の強い固定ファン獲得に大きく寄与しました。しかし今、劇場公演はスター不足、主力メンバー不在、既存公演の使いまわし等マンネリ状態です。新人の修行場としての活動や非選抜メンバーの真剣且つ質の高いパフォーマンスは見れますが、これだけでは「わくわく感」が感じられません。

 

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つまり、今の劇場公演には出演するメンバーのファンの満足は与えられても、新たな客を誘引する力は残っていません。

そこで「攻め」に出るわけですが、そのためにはまず国民的アイドルという称号を一旦忘れる必要があります。  劇場公演は継続しつつ、新たなファン獲得のため全県定期的な出張公演を実施する。日本列島隈なく走り回り、AKB48グループファンの鉱脈を掘り出す地道な努力が不可欠です。      

②運営体制の一新→マネジメントのプロ化

「戦略・戦術→計画→遂行→管理(是正)」のマネジメントサイクルを的確にまわせる体制づくりを進める。

今のAKB48は、企画運営の優秀なスタッフはいても、マネジメントのプロが不足!!

大所帯のAKB48グループの運営を、特権的個人数人が不確かな勘と経験で進めている現在の運営体制は異常です。 ひと握りの未熟な運営スタッフでマネジメントすることはもはや自殺行為に等しい。AKB48グループ総支配人とか総監督とか、各現場を良く知らずにどうやって指導したり管理したりするのでしょう。名誉職ですか。語るのも虚しいほどナンセンスです。

新マネジメント体制のKeywordは「BUDDY(仲間・相棒)」と「連邦制」

 

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まず、AKB48各グループは、本店、支店の垣根を意識からはずし、互いを明確に「BUDDY」と認識する所からスタートします。新たなファンの鉱脈掘り出しのために連携するのです。合言葉は「絆」。メンバー同士、メンバーとファン・地域との揺るぎない絆づくりが背骨となります。

次に連邦制ですが、「48グループ連邦(仮称)」を創設し、連邦代表者、あるいは代表機関を決定する。便宜的に「連邦本部」と仮称しておきます。各地域グループは、連邦構成の核となり「地域本部(仮称)」が経営を担当します。

 

  • 全グループ共通の戦略、利害に関わることは連邦本部が担当する。
  • 各グループ固有の戦略・戦術、利害は各グループ地域本部が主体的に権限と責任を持って担当する。

 

全体戦略以外は、各グループに大幅に権限委譲し、責任を持って自主運営にあたらせるのがポイントです。このためには、各グループの経営スキル習熟が不可欠で、専門スキルを持った人材の登用、現スタッフの育成が急務となります。

 

 

 

 

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AKB48グループが自滅していく!!

AKB48Gが自滅していく!! その①

 

 原因は、驚くほど未熟な「事業経営力」。

 

 AKB48は2012年をピークにその後下降していきます。

人気メンバーの卒業が続き、その穴を支店の主力メンバーで埋めました。

2013年には支店HKT48の指原さんが総選挙1位となり、AKB48の「空洞化」が始まります。2016年総選挙では、上位7名の内、本店2名、支店5名で支店の協力なくしてAKB48は成立しなくなりました。

今のAKB48の実態はAKB48グループ選抜」で、単独ではCDの連続ミリオン達成は不可能となりました。

 

疑問  

AKB48グループ選抜」なのに、なぜか「AKB48」の名前で活動している

この結果、AKB48オリジナルメンバ‐だけでのCDリリースができない、音楽番組に出演できない等の状況が生まれました。 これはメンバーのやる気をなくし、心を確実に蝕んでいきます。

劇場公演でも各支店のエース級が兼任していますが、兼任メンバーは多忙なため、出演回数も少なく、チームの一体化が図れない状態です。

 

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こんな中、彼女らは一体何を目標に頑張れば良いのでしょうか。

SKE、NMB、HKTは単独でCDをリリースしています。AKB48のメンバーはこのことをどう感じているでしょうか。

こんな悪環境の中、メンバーに対し、危機意識や真剣さが足りない、努力不足等見当はずれの批判、説教を垂れている人達がいます。メンバーに責任転嫁する無知・無能な人事運用・管理の責任者で、その存在は確実に組織を潰します。

→やる気をなくし、人財をつぶす人事運用・管理者は更迭すべきです

 

疑問の解消

新たに

・「AKB48グループ選抜」を組織化し、CDのミリオン継続を使命とする

・各グループは「地域選抜」として、独自の個性を育成し、昇華させることを使命とする

AKB48は、東京地区のグループとして位置づけ、オリジナルメンバーのみで活動する。

 

 

 

 

 

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「建前社会」の崩壊が始まった!!

世の中には「本音と建前」「理想と現実」「権利と義務」「自由と責任」等相反する概念を表す言葉が多々ある。この相反する概念を実生活の中で操り、均衡を保ちながら目標を達成することが大人の知恵であり実力とされている。

本当にそうでしょうか。

もし出来る人がいたらそれは天才的な詐欺師だけでしょう。「詐欺師」なんとも甘美な響きです。

本音を隠し、現実を斜めから見て建前と理想を語る、義務を果たさず、責任を取らないで権利と自由を主張する、こんな人がいかに多いか。

米国のトランプ次期大統領は、現実を直視し、本音で語り、「米国第一」のスローガンで大統領としての義務と責任を果たそうとしているように見えます。

実に具体的でわかりやすいのです。

支配者層にとっては本音を語ることも聞くことも禁忌です。本音を語ることは反対者や批判者を現出させてしまうからです。表に表れた反対者や批判者を脅しや金で屈服させることは容易ではありません。

根回し、裏取引、密室での会議、隠蔽等支配者層のお家芸で、この技術が高い人ほど優秀とされるのが今の日本です。

「現実を直視し、本音で語り、不退転の覚悟で仕事に取り組む」。

こんな人が各分野にどれほどいるのでしょうか。

 

マスメディアの不甲斐なさについて

少し前に週刊文春が「JSB三代目」のレコード大賞1億円買収疑惑の記事を掲載しました。文春以外のメディアはその後この件で一切報道していません。まるで北朝鮮、中国の報道規制を見ているかのようで、とても不健全で危険です。

当事者も否定していないので、事実と受け取るべきなのでしょうか。

そんな中、NHK紅白歌合戦に「JSB三代目」を出場させることが決まりました。NHK週刊文春の記事は黙殺でしょうか。芸能界のこのような疑惑についてすべてのメディアが揃って無視、黙殺する背景にはどんな闇があるのでしょうか。

新聞、テレビ局等は日ごろ自らの使命を「権力の監視」と豪語していますが、今回のこの体たらく振り、あまりの無責任さに腹が立ち、そして失望しています。